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#119 総合汽車セット [鉄道シリーズ]

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 英語の商品名はその名もSuper Train Set。ポイントに踏切、信号機、さらに機関車の進行方向を自動的に切り替える機構などなどが盛り込まれているのが"スーパー”たる所以でしょう。Peeron によれば発売初年は1968年。でも1970年のカタログではすでに姿を消してしまいましたから、割と短命だったようです。
 機関車の大きな煙突や排障器、客車のオープンデッキや二重屋根など、西部劇に出てくるようなアメリカの列車をイメージしているようです。イギリスではPrairie Trainすなわち「大草原列車」の商品名で売られていた模様。
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 当方の#119はイギリスのオークションサイトを通じオーストラリアの個人から譲ってもらったもの。送金の問題でちょっと手間取りましたが、無事に手元にやってきました。箱はありませんでしたが、説明書付きで、状態もおおむね良好。ただしバッテリーボックスには誰かが電池を長期間入れっぱなしにしていたらしく、液漏れの跡があり使用不可。モーターは近々テストしてみるつもりです。
 感心したのは煙突の構造で、言葉で説明するのはヤヤこしいのですが、2×2ポッチの直方体の上に3×3ポッチの直方体を、中心を一致させて結合するために、下の写真のようにポッチの無いタイルをうまく使っています。レゴビルダーの方には常識なのかもしれませんが、現代のセットなら特殊部品で処理してしまいそうなところを、既存部品の組み合わせで巧妙に構成しているのが楽しい! こういうところが古レゴの愛しいところだと思うのでした。
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