#347 消防署 [レゴランドシリーズ]
1970年、それまで住宅ばかりだったレゴランドシリーズに、はじめて公共の建物として加わったのがこの#347。「レゴランド」のシリーズ名称もこの年から使われはじめましたから、初期レゴランドの立役者といえるでしょうか。3台の緊急車両が含まれ、男の子のオモチャとしてのアピール度も高かったと思われます。ベースボードは車の進入路部分にポッチの無い専用のもの。全体的に、当時としてはなかなか意欲的な製品だったのではないでしょうか。
ちなみに付属の救急車、レッカー車、消防車は、それぞれ#600 、#601 、#620 として、単品でも発売されていました。
付属の樹木は、カタログ写真ではフラットな古いタイプがついていますが、Peeron 掲載の組立説明書の写真では、このような粒状タイプになっています。このあたり、結構いい加減というか、販売途中で変更されたりしていたようです。
この製品は昔、誕生日だかクリスマスだかに買ってもらったものだと思います。後に樹木を補充した他は、手持ちの部品を拾って復元しました。
いや、懐かしいなァ〜。古レゴ万歳!
1970年 日本語版カタログ [資料など]
1968年のカタログに続き、1970年の日本語版カタログのスキャン画像を、当方のホームページにアップしました。あわせて一部リンク切れも補修しました。どうぞご覧ください。→こちらです。
このカタログはよ〜く覚えています。表紙の、屋外のテーブルにレゴをいっぱい並べて子どもたちふが遊んでいる写真が印象深かった……。上の写真左はフランス語とドイツ語が併記されたベルギー版で、海外のオークションに出品されているのを見かけ、懐かしくて入札したものです。右は最近、入手した日本語版。両者を見比べてみると、ほぼ同一でしたが、ベルギー版には日本では売られていなかった木箱入りの基本セットが掲載されていました。
いにしえのレゴ [総合]
当方がレゴで遊びはじめた頃、以前より兄が持っていたレゴの中にこんなミニカー(汚れて廃車体みたいですが……)があり、「これもレゴ?」と不思議に思いました。後年になって知ったところでは、1950〜60年代には、ブリックで組み立てた建物と、このようなスケールモデルの自動車を組み合わせて遊ぶスタイルをレゴ社は提唱していたんですね。これらの自動車は1967年頃までカタログに掲載されていました。
現在、このレゴ社製ミニカーを探しているコレクターが結構いるらしく、海外のオークションサイトを見ているとアレヨアレヨという間にびっくりするような値段になります。ウチには2台しか残っていませんが、もっと色々あったんだけどなー、なくしちゃったんだよなー、惜しいことしたナ〜(笑)。
こちらはミニカーを入れるためのガレージを作るための部品、……の残骸です。どうやら当方が物心つく以前に、#235「ガレージ用品」 あたりを買ったらしいです。
最近になり、国内のオークションでこれらを使った#236「ガレージ組立セット」を入手。ドアの前の「地面」を車が踏むと、ドアが自動的に開くという、本来の仕組みをまのあたりにして感動。
さてこのガレージとミニカー、「はるばるデンマークから来て、21世紀の今まで、お互いよく元気だったよな」なんて、語り合っているのかと思うと愉快ですね。
#116 貨客車セット [鉄道シリーズ]
Peeronによれば、#116の発売は1967年。その後の何年間かカタログに麗々しく写真が載っていて、ウットリと眺めたもんです。歴代のレゴ列車セットの中でも珍しく、車両がすべて組立済みの状態でセットされており、カタログにもこの状態が掲載されていました。たぶん、店頭での見栄えを重視したのだと思いますが、子どもの頃の当方にとっては正に、「ザ・列車セット」という感じで、憧れました。欲しかったー。
英語の商品名はComplete Train Set。日本での商品名は「貨客車セット(モーター付)」と即物的で、あまり魅力的な名前ではありませんでした。
それはさておき、海外のオークションサイトにこのセットの出品を見つけたときは、清水の舞台から飛び降りるつもりで入札! 今、思い出してもドキドキしますが、それだけに首尾よく落札できて、イギリスからはるばる品物が届いたときは嬉しかったな〜。この歳になって、オモチャひとつでこれほど楽しい思いができるんですから、幸せかもしれません。カタログで見た通りにキチンと箱に入った状態で、もぉ〜もったいなくて、そのままPPフィルムに包んで飾ってあります。
当方の宝物です。
日本語版カタログ [資料など]
レゴはなにしろ堅牢ですし、世界中に流通していましたから、古いものでも比較的よく残っています。けれども印刷物となるとそうはいかず、特に日本語のカタログ類はなかなかない……と思っていたら先日、国内のオークションサイトを介して、1970年代前半の日本版カタログ類をまとめて譲っていただきました。
個人的に、かつて見た覚えがあるものばかりで「涙モノ」なのですが、客観的に見て、これは昔のレゴを研究している方には興味深い資料であると考えますので、順次、当方のホームページにてスキャンデータを公開していきたいと思います。まずは1968年のカタログをアップしていますのでどうぞご覧ください。→こちらです。
ちなみに1967年の日本版カタログはBricklink で見る事ができます。
#346 別荘と自動車セット [レゴランドシリーズ]
「別荘と自動車」とは、夢があるというか現実的というか……。この#346は7歳上の兄の持ち物でした。と言っても、この形だったのは購入直後だけで、すぐにバラバラにされて他のレゴと一緒になっていました。まぁその方がレゴの遊び方としては王道でしょうね。それを最近になり、例によってPeeronで部品を調べて復元したわけです。
#346の英語の商品名はPeeronでは「House with Car」となっていますが、イギリス版のカタログでは「Villa with Car」で、日本の商品名はこれを直訳したものと思われます。発売初年は1969年となっています。
この時はまだ「レゴランド」というシリーズ名はなかったようですが、#346はレゴランドシリーズの初期を飾る製品といえます。それまでの自動車シリーズとは異なる、ミニサイズの車輪を使った自動車は、この#346(と#345)で初めてお目見えしました。全面にポッチが並んだ薄板タイプのベースも初登場。1970年代には、同系列の建物と自動車が「レゴランド」シリーズとして続々登場します。ちなみにレゴランドの名は、1968年にデンマークにオープンしたレゴのテーマパークの名に因んだものでしょう。
当方の#346はベースプレートと樹木が残っていなかったので、海外のオークションで補充しました。ベースは#346オリジナルではなく、建物の位置を示す白いドットがありません。組み立ててしまえばわかりませんが。
#122機関車/#123客車/#124貨物車 [鉄道シリーズ]
#122はかつてよく遊んだ思い出深い製品で、親戚宅から戻ってきた古レゴの中から部品をひろって復元しました。どうしても必要なのは「122」の文字が金色でプリントされたブリックで、これがちゃんと2つ揃っていたので一安心。ところが運転室前面に使う1ポッチの透明ブリックが1つ足りず、最近になってオークション品から補充、ようやくもとの形になりました。今も快調に走ってくれます。
なお#122の発売初年はPeeron によれば1970年となっていますが、1968年のカタログにはもう掲載されています。この頃のレゴの鉄道シリーズは単2乾電池3本を直列で使う4.5Vシステムが主流で、機関車はバッテリーボックスに車輪を付けた「炭水車」を引っ張っていました。
#123と#124は品番からもわかるように、#122に牽かせて遊ぶための車両たちですが、これは買ってもらえなかった……。親にしてみれば「機関車だけでもありがたく思え」というところだったのかも。しかたなく客貨車はバラ売りの車輪や連結器を使って細々と作っていました。ここでお目にかけるのは、海外のオークションでイギリスの個人から譲ってもらった品々の中に含まれていたもの。箱はありませんが、組立説明書付きのとてもキレイな状態でした。
さあ、#122の機関車が#123の客車と#124の貨車を牽いて出発! 40年の時を越えて実現したゴールデントリオの勇姿をご覧あれ!
#335 トレーラートラック [自動車シリーズ]
子どもの頃、自分の持っている#333に比べてこの#335がとても立派に見えて憧れた覚えがあります。満足する事をしらないイヤな子どもだったんですねー。でも、ご覧ください、この威容を! 長大なトレーラーには、5カ所も扉があり、タイヤは2連、首振り式のトラクターもカッコイイじゃありませんか。
この製品の英語の商品名は「Transport Truck」で、発売初年は1967年でした。Peeronの掲載ページはこちらです。
当時、テレビにこの製品が登場した事がありました。NHKでやっていた海外ドラマで、少年向けの探偵物だったと思いますが、事件の鍵を握る品物と思って包みを開けると、中からこの#335の箱が出てきて、「な〜んだ、オモチャか」となる場面があったんです。みていた当方はストーリーも何もそっちのけで大興奮! いやホント、バカだったナー。
それから40余年がたち、国内のオークションを介して箱入りの#335を譲っていただきました。末永く、大切にさせていただきます。多謝。
#333 コンテナートラック [自動車シリーズ]
当方は1965年の生まれで、物心ついた時に、すでに家にはレゴがありました。兄や姉が遊んでいたのだと思います。で、今回ご覧にいれます#333は、はじめて自分用に買ってもらったレゴとして思い出深い品物なのです。
数年前、親戚の家から戻ってきた古レゴの箱をひっかきまわして部品を拾い、真っ先に復元したのもこの#333でした。参考はpeeronに掲載されている組立説明書のスキャン画像です。さいわい部品の欠品も無く、元通りの形になりました。
最近になって、国内のオークションで箱入りの#333をゲット。こちらは組立てずに、PPフィルムで大事に梱包してコレクションしています。多少、箱が傷んでいますが、お店で売られていた姿を保存するのもまた楽しい!
ちなみにこの#333、日本では「コンテナートラック」という商品名でしたが、コンテナを積んでいるわけではありませんよね〜。英語の商品名は「Delivery Truck」すなわち配達トラックとなっていました。発売初年は1967年です。古いですねー。
古いレゴの話題ばかりのブログです [総合]
しばらく前からレゴ、それも古〜いレゴの魅力にとりつかれて、こうしてブログ&サイトを始める事になりました。
サイトはhttp://www006.upp.so-net.ne.jp/OLD-LEGO/でございます。
当方が子どもの頃、夢中になって遊んだレゴたちが、姪っ子や甥っ子のところを転々とした末、数年前に戻ってきたのが、オールドレゴに熱中するきっかけになりました。
以来、ご他聞にもれず内外のオークションサイトなどで、懐かしい1970年代前半のレゴをぼちぼちと集めております。
ご同好の皆さまに楽しんでいただければさいわいです。
ではぼちぼち、まいりましょ〜。
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