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#157 前後進切換機 [鉄道シリーズ]

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 なんとも物々しい名前で、そもそも子どもの頃には読めないし、現物を見てもなんだかよくわからなかった製品がこの#157でした。その全貌が判明したのは、先にオークションで#119「総合汽車セット」を入手した時(記事はこちら)で、百聞は一見にしかず、その巧妙な仕組みに思わず唸ったのであります。
 写真は最近、入手した箱入りの#157。ご覧のように本体(青い連結器が付いているグレーの箱状のもの)と付属品がセットになっています。
 当時のレゴの機関車は、バッテリーボックスに車輪をつけて「炭水車」として引っ張るのが一般的で、機関車との間にはコードが渡されていました。このバッテリーボックスの下面に、#157の本体をまず取付けます。双方の端子が接して、両者は電気的にも結合されます。さらに下に車輪を取付けて「炭水車」とします。
 #157の前面のジャック孔と、機関車のモーターをコードでつなぎます。これで車両側の準備は完了。
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 今度は線路の方。任意の場所にこのポストを取り付けます。余談ですが、これ、日本の鉄道の里程標みたいでちょっといいですね。
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 さて#157の側面にはスイッチのレバーがついています。列車が前進して、炭水車がポストのところに差し掛かると、レバーがポストにあたってスイッチが後進位置に切り替わり、列車は後進しはじめるという仕掛け。見せられれば「なあんだ」というような、それでいて、いつまでも飽きないようなアクションを見せてくれます。
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 ちなみにここに掲げたのは電池を入れないでとった演出写真で、実際に動作させたワケではありません。同様の仕掛けは後年、発売された#161「バッテリーカー」にもついていて、こちらは子どもの頃ずいぶん遊んだものですが、そのお話はまたあらためて。

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