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レゴと鉄道模型 [総合]

 当ブログは1970年代のレゴを扱っておりますが、それより前、1950〜60年代のレゴは、スケールモデルのミニカーと、ブリックで作った建物を組み合わせた〝町遊び〟おもちゃとして発展してきたそうです。当時売られていたレゴ社製のミニカーは現在ではかなり貴重なコレクターズアイテムとなっているようですが、それはさておき、このミニカーは鉄道模型の一ジャンルとして知られるHOゲージにのっとった大きさ、すなわち実物の87分の1サイズだったらしいのです。
 レゴで作る建物がHOサイズのミニカーと相性がいいのなら、HOゲージの鉄道模型とも釣り合いがとれるのではないか……という考えが浮びますね。もっとも近年のレゴはミニフィグに合わせたサイズに刷新されていますから、正確には1970年代以前、すなわちドアがブリック3段分、窓がブリック2段分だった時代のレゴの建物は……という事になりますか。

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 上の画像は1970年代の鉄道模型雑誌のページから。ドイツのメルクリン社製HOゲージを中心にしたディスプレイに、しっかりレゴが馴染んでおります。鉄道模型というととかく精密、正確というイメージが先行しがちですが、こんな楽しい遊び方もできるんだな〜と、当時小学生だった私は思ったものでした。とても好きなページでした。ちなみにこの頃、当方はレゴを離れて鉄道模型に惹かれはじめたんでしたっけ。

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 お次はメルクリンと並ぶドイツの老舗鉄道模型メーカー「フライシュマン」の1975年版カタログより。おお! 当時モノのレゴがしっかり登場しているではありませんか。#354「警察署」、#381「トラックとフォークリフト」、さらに#352「風車小屋」に付属のトラックらしきモデルが確認できます。結構パーツが欠けてたりしてますが……。いずれも1972〜73年発売の製品ですね。ついでに、線路をまたぐガントリークレーンはメカノで組み立てたものでしょうか。
 実際、ヨーロッパの子どもたちはこうして、鉄道模型とレゴを違和感なく混ぜて遊んでいたのかもしれません。日本では鉄道模型というとどうも敷居の高いイメージがありますが、ヨーロッパでは(少なくとも1970年代には)電動玩具の一種として親しみやすいものだったはずなので。
 いや、ヨーロッパに限らず、持ってるおもちゃを総動員してガンガン遊ぶのは、万国共通の子どもの姿だったハズ? 大人になると忘れてしまうんですよね……。
 というわけで、私もやってみました。

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