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#161 バッテリーカー [鉄道シリーズ]

1972年に発売され、日本では1973年版カタログに初登場。その名の通り、単1乾電池3本を収容する車両と、信号機その他の付属品をセットした製品です。Peeronの該当ページはこちら
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 #161のセット内容は上の写真の通り。本体はご覧の通り、貨車に見せかけた外観をしております。これまでは4.5Vモーターを機関車に組み込んで走らせる場合、電池ボックスに車輪や連結器をつけて、炭水車に見せかけて引っ張らせるのが定石でしたが、#161なら蒸気機関車ばかりでなく、ディーゼル機関車や電気機関車に引っ張らせてもおかしくありませんね。屋根をとりはずすと、下の写真のように3本の電池が縦に収まるようになっています。なお側面の「International TRANSPORT」の表示は付属ステッカーを購入後に貼ったものです。
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 #161の特徴はそれだけではありません。まず、セットに信号機が含まれているのにご注目を。この信号機そのものは以前#156(記事はこちら)として売られていたものと、色が違う以外はまったく同じ物です。
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バッテリーカー本体を裏返してみると、ちゃんとこの信号機に対応したスイッチが付いており(下の写真で、右側の車軸のそばにある赤い丸いのがそれ)、信号機を「停止」に切り換えれば列車はスウッと停まり、「進行」に切り換えればまた発車いたします。この仕組みの詳しい説明は#156の記事を見ていただきたいのですが、要はこれまで独立していたスイッチが#161には内蔵しているわけです。
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 もうひとつ、#157(記事はこちら)と同様の、進行方向切り換えギミックも#161は兼ね備えています。こちらも、くだくだしく書くよりも、#157の記事をご覧いただく方が早いでしょう。
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 下の写真は、先にお目にかけた#171を、手持ちのモーターと、このバッテリカーを使って電動化したところ。今も快調に走ります!
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