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#171 汽車セット [鉄道シリーズ]

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モーターの付いていない入門用?の列車セット。黒と原色のコントラストがきれいです。1972年の発売ですが、この年は日本版カタログが発行されず、翌1973年の日本版カタログにも何故か掲載されず、1974年版カタログでようやくお目見えしました。それ以前から日本国内で流通していたものと思われます。Peeronの該当ページはこちら
 当方の#171は、はじめてBricklinkを利用してドイツから取り寄せたものだったと記憶しています。いちおう箱と説明書も付いていました。箱の表面にはドイツ語で「別売りのモーターが取り付けられます」という意味(だと思う)のシールが貼ってあります。もともとはパーツがバラバラの状態で箱詰めしてあったはずですが、ご覧のように、組み立てた車両を入れてもよろしい。
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 私が1970年代のレゴの探索を始めたのは2004年頃だったでしょうか。ネットで探しても、国内ではなかなか難しい様子なので、ふと思い立って海外に目をむけ、Bricklinkなるものを発見。検索すると懐かしいレゴたちがゾロゾロ出てくるのに有頂天になって、その勢いで購入してしまったのがこの#171でした。現在でもオークションなどでよく見かける、比較的入手が容易なセットです。

1974年版カタログ [資料など]

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 1974年版の日本語カタログのスキャンデータを当方のホームページにアップしました。→こちらです。上の写真に日本語版カタログと一緒に写っているのは英語版および、フランス語など3カ国表記版。英語版は以前紹介した書籍『50 years of LEGO brick』に付属していた復刻版です。
わざわざ復刻されるという事は、この年はレゴの歴史上、特別な意味があるのだろーか?……と考えてみると、現在隆盛を誇っているミニフィグのご先祖さまである、レゴ・ファミリーシリーズがお目見えした事が、なんといってもエポックメイキングな出来事だったのではないでしょうか。表紙にもドーンと登場しております。
 体裁は1973年版と同じ、大きさもページ数も同じ。新機軸として、製品を組み立てやすさなどからA・B・C・Dの4つのグレードに分け、それぞれにマークをつける工夫がなされています。各製品のパッケージにも、マークがついていたと思います。
 1974年すなわち昭和49年といえば、オイルショックの真っ最中。世の中ではトイレットペーパーの買い占め騒ぎとか、狂乱物価とかが騒がれておりました。もろに石油製品であるところのレゴも、さぞや値上がりしているだろうと思い調べてみると、1973年カタログでは800〜5,800円だった基本セットが、1974年カタログではナント! 850〜6,000円に値上がりしてる!!……って、思ったほど上がってないですね。アレレ?

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