#354 警察署 [レゴランドシリーズ]
1972年の新製品です。もっとも日本では1972年版カタログが発行されなかったので、1973年のカタログに忽然と姿をあらわしました。Peeronの該当ページはこちらです。
1960〜70年代のレゴの製品群には、一種の市民ユートピア思想みたいなものが感じられ、消防署や消防車はあっても警察署やパトカーはない時代が長かったのですが、ここへきてついに警察モノが登場したというわけ。ミリタリーものが存在しないレゴの世界で、男の子に人気のあるモチーフとして、警察関係はギリギリOKという判断がなされたのでしょうか。
事実、色白紅顔の男の子(嘘)だった私は、この警察署、欲しかった〜。特殊部品といえばヘリコプターのローターに使われている回転部品ぐらいですが、それでいてこのカッコよさ! ちなみに新製品ではステッカー(シール)を多用し始めた頃なのですが、この#354ではPOLICEの文字も含めすべてプリントブリックです。ステッカーはなんとなくインチキな感じが当時からして、あまり好きではないので、好感が持てるのでした。
当方の#354は確か、オークションサイトを通じてアメリカの個人から譲ってもらったものだったと思います。いちおう箱もついていました(ヨレヨレですが)。アメリカ版はヨーロッパ版と品番が異なるものもありますが、この#354は共通です。やはり人気商品だったのでしょうか、かなりの数が流通していたようで、比較的、入手が容易なモデルです。