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#345 モダンハウス [レゴランドシリーズ]

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思い出深いオールドレゴたち。その中でもっとも記憶に残るものは何かと問われれば、迷わずこの#345を選びます。Peeronの該当ページはこちら
 以前も書きましたが、当方がものごころついた頃、兄や姉の持ち物であったレゴが家にあり、それで遊びはじめたのがレゴとの出会いだったんですナ。それからしばらくして、はじめて自分の物として買ってもらったのがこの#345だったのでした。誕生日だったか……、同じ時に兄が#344を貰ってましたから、クリスマスだったのかもしれません。#344も#345も1968年に発売され、1971年までカタログに載っていましたから、昭和40年代半ばのクリスマスですね。懐かしい、懐かしいなあ〜。
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 さてこの「モダンハウス」、子ども心に鮮烈な印象を受けたのを覚えています。ストイックなまでに黒と白で構成された建物に、窓枠とフェンスの赤、ベースと樹木の緑が映えて美しい……。前面の張り出し窓の表情、その下の黒い壁面が右手に伸びて車庫の屋根をささえているところ、テラスに敷かれた市松模様のタイルなどなど、その名の通りモダンで洗練された感じを受けましたです。
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 実は当方は近代建築が好きで、ライトとかコルビジュとかバウハウスとか大好きなのですが、その原点はここにあったのかな〜、などと、今になって思ったりします。
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 さて、このように思い入れのあるモデルなので、甥や姪のところでお役御免になった古いレゴが当方の手元に戻って来た時、まっさきに復元を試みたのですが、ベースボードが破損していたり、樹木や白のタイル(これ、意外と希少)が足りなかったりと、重要な部品に不足があって果たせずにいました。これらの部品をBricklinkで補充する事も考えたのですが、なにしろ当方のレゴ歴の原点というべき品物であるものですから、ちょっと贅沢をして、箱入りの完全品をオランダのショップから取り寄せてしまいました。邦貨にして7000円ほど。ちなみに箱、説明書ともに揃っている#345の出品としてはもっとも安い方でした。
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 改めて手にしてみると、箱の構造がずいぶん変わっていますね。ベーズボードを収める平べったいケースと、部品を収める箱が合体した形になっています。#344の箱も同じ形態であるようで。こういう大判のベースボードを使ったはじめての製品である事も関係あるでしょう。2つ組み合わせれば直方体になりますから、輸送時のスペースを節約する工夫なのかもしれません。世界各地に生産拠点がある現在と違い、当時のレゴはデンマークから世界中に輸出されていたわけですからね。
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 40年前に買ってもらった#345の箱を開けた時の事はもう、覚えていませんが、ワクワクしたんだろうな〜。しかし、その気持ちを今、もう1度味わえるんですから、古レゴ探訪はやめられません。


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